ロレックス心臓となる自動巻きムーブメントをご紹介致します。
ロレックスは、モデルチェンジ後も大幅に変わらない完成されたデザインとモデル毎に語り継がれるストーリーが男心をくすぐられてしまうのが魅力的だ。ストーリーが誕生する裏には時計としての精度や実用性が世間に認められているからこそ伝説として今もなお語られているのではないだろうか。
今回は、普段なかなか目にする事の無いロレックスの自動巻きムーブメントに注目してみたい。
まず裏蓋をあけてパッと目に飛び込んでくる印象的なパーツは赤い歯車、そしてテンプを支えているブリッジの美しさにも目を奪われてしまう。
ロレックスの外装デザインの魅力は皆さんも既に納得していると思うが、内部もとても美しく一つ一つの金属パーツが繊細に面取り仕上げを施され、光りが入り込んだ時の眩しい反射は、まるで宇宙空間に迷い込んだかの様な気分になってしまう。3つのパーツにスポットライトを当てて魅力を解説をしていきます。

①切替え車(赤い歯車)
切換車はローターからの動力をゼンマイに伝える歯車の1つであり、ローターと連動して動く歯車です。非常に印象的なパーツの1つであり、裏蓋を開けてまず目に入ってくるパーツではないでしょうか。歯車の耐久性を増す為にアルマイト加工が施されおり、他社ムーブメントの切替車にはアルマイト加工している物は少ない。アルマイト加工とはアルミ製品に陽極で電解処理を施して酸化皮膜を生成する表面処理の事。

②ツインブリッジ
ブリッジとは時計の心臓部であるテンプの受け皿の事である。ツインブリッジは受け皿が両側から2本のネジで固定されたている物を言う。大半のムーブメントは受け皿が片側の1本ネジで固定されているシングルブリッジを採用。ロレックスも一昔前まではシングルブリッジを採用していたが、1989年辺りから一部のモデルが両側のブリッジを2本のネジで固定しているツインブリッジを採用。現在すべてのモデルがツインブリッジに変更。ツインブリッジの長所は2本のネジで固定されている事により、シングルブリッジと比較して見ると衝撃によりネジが外れてしまうリスクが少なくなっている。

③マイクロステラナット(フリースプラング式)
時計の心臓部であるテンプ(調速機)の精度を調整する為に使うパーツがマイクロステラナットになります。簡単な説明になりますが、汎用ムーブメントのヒゲゼンマイは2本の棒(ヒゲ棒)に挟まれおり、ヒゲゼンマイがヒゲ棒に接する事により時計の精度が出ている。ヒゲ棒のムーブメントには弱点があり、外的要因の(衝撃)などでヒゲ棒からヒゲゼンマイが外れてしまうと大幅に精度が狂ってしまう弱点がある。ヒゲ棒で精度を出しているムーブメントよりもフリースプラング式の方が衝撃には強くなっている。また、フリースプラング式は精度調整をする時に微調整ができ高い精度が出せます。デメリットは製造コストが掛かり過ぎてしまうので、あまり汎用ムーブメントでは採用されない。まさに精度を追求するロレックスならではの拘りである。フリースプラング式のマイクロステラナットはネジの4個所を調整する事により精度調整が可能です。

これからもロレックスの拘りをブログでご紹介して参ります。ロレックスの魅力に魅了された私たちクォークラボ中野店スタッフがディープなロレックスの世界をご案内させて頂きます!
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