ロレックス デイトナ Ref.16520 1991年製をご紹介します。

Ref.16520は4世代目にあたるモデル。1988年にデイトナ初となる自動巻きムーブメントを搭載して誕生。キャリバーはゼニスのエルプリメロをベースにロレックス独自の改良が施されている。歴代のデイトナはケースサイズが37mm・ブレスレット19mmで小ぶりなサイズ感であったがRef.16520にモデルチェンジした事により、ケースサイズ40mm・ブレスレット20mmに一新され存在感ある姿に生まれ変わった。また、ガラスもサファイヤガラスが採用された事により防水性も向上。Ref.16520の後継モデルはロレックスが開発した自社ムーブメントを採用しており、今後他社のムーブメント基盤を搭載したモデルは登場しないだろうと思う。間違いなく断言できる事はデイトナの歴史を語る上で、ゼニス社とロレックス社のコラボレーションで誕生したRef.16520は後世に語り継がれる時計史に刻まれたモデルである。

文字盤は細かな細分化が進み6型(MK6)まで存在する。今回ご紹介する個体は、
4型(MK4)になりインダイヤルの12時間積算計表記の6が逆6。6の表記が9みたいに逆さまに表現されている事からマニアの間では「逆6」ギャクロクの愛称で親しまれている。逆6は1型(MK1)~4型(MK4)のみ存在し、1995年頃まで採用されており、以降の5型(MK5)からは「正6」セイロクに変更。デイトナの歴代モデルには逆6は存在しない。時計好きの集まる食事会では「逆6」の話題で3時間は盛り上がれるはずだ!

ベゼルは、4型。6型までのバリエーションがある。4型は1989年~1993年に製造された個体に搭載。なんと製造された時期に4型のみ生産されていた訳ではなく、同時期に3型も存在しいた。4型の見分け方は13時側に表記されている「UNITS PER HOUR
Pの縦棒を下へと伸ばしていくと、Rの中心を貫くように見えるのが特徴。

ブレスレット78360/FF503が付属(1988年~1995年)製造。
Ref.16520のブレスレットは3種類が存在。
初期:78360/FF503→中期:78390/FF503B→後期:78390A/FF803B
78360/FF503は唯一のシングルブレスレットである。

サファイアガラスもオリジナルの物が付属。ガラスがオリジナルか判断する上で重要なポイントは、時計を斜めにして18時側を見ると王冠の透かしが入っていないものは当時物のオリジナル。ロレックスでオーバーホール時に交換されたガラスは18時側に王冠の透かしが入る。この個体は透かしが入らないのでオリジナルです。

保証書は付属していませんが、ダイヤル・ベゼル・ケース・ブレス・ガラスの年式が一致している時計史に残る魅力的な個体になります。
是非クォークラボ中野店にて現物をチェックしてみてください!
皆様のご来店をお待ちしております。

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