ロレックスの現行モデルに使われている針の種類についてご案内します。
時計の針は時を刻むパーツであり、時刻を確認する際にこの針が示す位置によって私たちは時刻を認識できるのです。つまり時刻を見るという事は針を見ているのです。現行のロレックス(スタンダードモデル・スポーツモデル)には、2種類のタイプの針が使われており、同じタイプの針でもモデルによってはデザインが異なるタイプも存在する。マイナーチェンジ後に針の長さが変わっている事や太さが変更になっていたりと目が離せない奥が深いパーツのひとつでもあります。
①ベンツ針
ロレックスのスポーツタイプに使用されている針。皆さんも最も目にする針ではないでしょうか。ベンツ針の名前の由来は時針の針のデザインが、メルセデス・ベンツ(ドイツの自動車メーカ―)のエンブレムに似ている事からベンツ針の愛称で親しまれている。スポーツモデルの中でも唯一デイトナだけはベンツ針ではありません。おそらくデイトナの特殊機能の為に配置された文字盤上の積算計がベンツ針で隠れて計測に支障が出るために採用はされなかったのでしょう。また、現行ヨットマスターⅡの旧針はベンツ針では無く2017年までバータイプの針でしたが、2018年よりベンツ針を採用しております。ベンツ針は一目見るだけでロレックスのスポーツモデルだと分かってしまう程に認知度の高いロレックスの代名詞的な針です!一つ例外として現行モデルのエアキングRef.116900にも使用されている。
②バータイプ
ロレックスのスタンダードモデルに使用されている。
ロレックスが使用している針の中でも最もシンプルな針です。
王道なモデルでいうとデイトジャストやオイスターパーペチュアルなどで採用されている。デイトナとスカイドゥエラーに使用している針はバータイプーであるが、形状が若干異なる。また、ミルガウスでも使用されている。同じバータイプの針でも4種類存在。
※↓写真でご紹介致します。
②-1バータイプの夜光が無いタイプ。
デイデイト41・デイトジャストのダイヤモンド・ローマ・シェルなどの特殊文字盤のモデルに使用されている。デイデイト36は全ての文字盤が夜光が無いバーの針になる。
②-2夜光付きのバータイプ。
デイデイト41・デイトジャスト36・デイトジャスト41のバータイプインデックスに使用されている。また、ミルガウスにも使用されている。
②-3デイトナ専用バータイプ。
デイトナのみに使用されているバータイプの針は時針・分針共に先端が鋭角になっいて、
針の中心部分が黒く塗装されている。シェル文字盤やプラチナモデルのアイスブル―文字盤は中心が黒には塗装されていない。※アイスブルー文字盤のダイヤ付きは黒く塗装されている針が採用されている。
②-4スカイドゥエラー専用バータイプ。
写真だと分かりずらいかもしれませんが夜光塗料が入っています。
長針・短針共に中心は空洞になっている。なぜなら、スカイドゥエラーにはGMT機能がついておりホームタイムを12時位置の逆三角形で確認する事により、時刻を確認できるが夜光が入っていた場合、ローカルタイムを表示する長針・短針が重ねってしまうとホームタイムの時刻が分からなくなってしまうので中心は空洞になっている。
今回は現行モデルの針についてでしたが、是非ヴィンテージの針についても調べてみたいと強く感じております。少しずつ情報収集をしていきます!
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